いつ見られても良い状態にしておくことがエチケット
現代社会の「恋」を一気に盛り上げる便利なツール―。
それが「携帯電話」です。この携帯電話の発明によって、無数の恋の種火が燃え上がり、そしてゴールへと導かれていったことと思います。しかし、携帯電話は、恋を一瞬にして破局に導く「諸刃の剣」であることも事実です。
見てはいけないメールを目の当たりにしてしまった―。
知らないほうが良いことを知ってしまった―。
パートナーの携帯電話が目の前に転がっていたばかりに、長年育んだ「恋」がこなごなに砕け散るような「浮気文を発見!」なんてことだってあります。さあ、ここで持ち上がる「パートナーの携帯電話を見るべきか?または見ないべきか?」という大きな大きな葛藤―。
まずは「パートナーの携帯電話を覗き見した場合のメリット」について検証してみましょう。まず覗き見されたことに気がついた相手は、表面上は怒りながらも、内心では”浮気と思われそうな行動を慎まなければ”という戒めの気持を芽生えさせます。それによって、恋人以外との異性との積極的なプライベートでのコミュニケーションの機会を確実に減らします。つまり浮気活動に必要な「マメな連絡」を以前より慎むようになります。さらには、相手が本当に浮気をしていた場合は、その場で、その進行を食い止めることだってできます。
では逆にデメリットについていってみましょう。「携帯電話を覗き見するという行為そのもの」に生理的な不快感を感じ、恋愛感情が冷めてしまうという人もいます。また二股をかけていた相手が、二股発覚を機会に別れを切り出してくることもあります。つまり、携帯を覗き見したことによって恋の寿命が短くなってしまうこともあります。さらには、あなた自身が「プライバシーの侵害」という罪を犯すというデメリットも生じます。
まさに「携帯覗き見」という行為は、自らがその罪を犯すことで、相手が罪を犯しているかどうかを確かめるという自虐的な作業です。覗き見は罪、そして覗かれて困るようなことをしているのもまた罪―。2つのジャンルの違う罪を並べあって「あんたが悪い!」と言いあうカップルは多いものです。
しかしどっちも別のジャンルの罪なので、最終的にはお互いが「ゴメンナサイ」となるのが健全でしょう。
さてここで、この水掛け論のトラブルを防ぎ、相手の信頼をさらに獲得し、恋人にも縛られないための方法をお教えします。まずは、第三者が見れないようにロックをしておくことが大切です。その大義名分としては「携帯を無くしたときに、登録してある個人データが流出しないため」などの、セキュリティ問題を掲げましょう。そしてここから先がポイントです。
「俺(私)に対してやましいことがないのなら、今すぐここで中身を見せて!」と詰め寄られたときです。相手は完全にあなたを疑っています。そのときこそ堂々と見せてあげましょう。ただし普段はロックをしてたとしても「いつ見られても良いような状態にしておくこと」が大切です。また、暗証番号を解読して中身を見てしまう相手を想定して、毎日、疑わしいメールはクリーンナップすることも必要です。相手のことが好きであれば、ときに出来心で覗き見してしまうときだってあるかもしれません。そのときに潔白であることが大切です。
さらには、「覗く隙を与えない」こともハッピーに過ごすためのコツです。リビングに置きっぱなし・・なんてことがないように常に身辺に置いておくことです。
さあ、携帯電話を2人のキューピットツールにするも、破局ツールにするもあなた次第です!
|