恋愛エッセイスト潮凪洋介 Shionagi Yosuke オフィシャルウェブサイト
 
 

信じた恋の終焉、恋のむなしさに泣く男ゴコロ


男性は人生において大きく3つの恋愛スタンスを経験します。
まず10代はウォーミングアップの時期です。おっかなびっくり恋の味見をして自分のポテンシャルを計ります。まだ自分にどれほどの可能性があるのかはっきりつかめていない時期です。

次に20代、男は誰もが”攻め”の時期に入ります。それまでオクテだった人でも遊びの恋を楽しんだり、さらに難易度の高い女性を求めたりと、自分自身の最高到達点を模索します。そして30代、ここで男達は20代で入れたトップギヤから1段、シフトダウンする人が増えます。そしてフルアクセルではない状態でしばらく恋を探す男性が増えるのです。なかにはアクセルをほとんど踏まない人だっています。女性から見て「恋をあきらめた男性」が増えたようにも見えるでしょう。

30代の男性が恋に積極性を失う―

これにはいくつかの理由があります。30代の前半は男性も女性も大きく価値観が「シフト」する時期です。30歳を迎えた女性は結婚を意識し、男性は「まだまだ結婚しない!」と今までと変わらないペースで走る―。このように、互いの恋愛スタンスにズレが生じ、その結果この痛い「別れ」を経験するカップルが増えます。

別れたくないのに別れざるを得なかった「失恋のショック」から立ち直れない男性が増えるのです。「あれだけ長年同じ時間を過ごしてきたのに、あっけなく恋が終わってしまった―」失恋のショックを受けた男性が、抜け殻のようになり、次の恋に進めなくなる時期なのです。

男性の多くは20代の後半から「仕事」の責任が大きくなり、全体力のほとんどを仕事に費やすようになります。次第に「恋愛時間」そのものが「癒し」の時間である必要性が生まれてくるわけです。その「命綱(いのちづな)」とも言うべき恋愛相手とケンカや駆け引きの末別れたときのショックは、学生のときのそれとは比べ物にならないほど大きな傷を残すわけです。恋に臆病になる。本心を告白しない。さらには遊びの恋に暴走する。そして恋をあきらめる―。そんな男性が量産されてしまいます。

さて、次ページでは、「恋をあきらめる男」を大量生産してしまうもうひとつの要因についてお送りします。働き盛りの男の心境を知っておきましょう。

恋愛気分の上下が激しい多忙なビジネスマン


働き盛りの男性は、いったんビジネスに集中してしまい”戦闘態勢”にはいると、恋愛のことを完全に忘れてしまう習性があります。自分でも不思議に思うくらいにあっけなく気持を冷ましてしまうのです。

たとえば、飲み会で金曜日に出会って日曜日に長電話した女性がいたとします。なんとなく良い雰囲気になったとしても、月曜になり仕事がノリだした午後にはすっかり彼女の面影は脳裏からは消えてしまうのです。

そしてその数日以内に、うまく電話などでコミュニケーションがとれればよいのですが、ちょっとでもすれ違ったとたん冷めてしまいます。お互い留守電ばかりだとか、電話をしたのに3日間返答がなかったなどのほんの小さな「すれ違い」によって彼の中の恋の種は消えてしまうのです。

「彼の気を引きたいなら、自分からはあまり連絡するな」といわれますが、それは彼の気持に「火」がついた後のはなし。または彼があなたに一目ぼれしたときにのみ効果的です。彼がその気にならないうちに連絡がとりずらくなると、彼は間違いなく貴女を追うのをやめてしまいます。

出会ってから次に2人で会うまでのコミュニケーションが、スムーズにとれない場合は、男性は脈ナシと判断してしまうことが多いのです。ですから「出会い頭」のコミュニケーションは、できるだけスムーズにキャッチボールすることが大切です。

次のページでは、そんな男性のビジネス脳を常に柔らかく揉み解し、誤解によるあきらめを防ぐ方法をお届けします。

男のシゴト頭はこうして揉みほぐそう!恋愛脳ヘの導き方

せっかくのチャンスを逃さないために、常に男性の脳をあたたかく揉み解し、最大限に恋の可能性をキープする方法があります。それはこまめな連絡です。ポイントは貴女が彼について思いつめてしまう前に気軽に電話をしてしまうこと。彼を意識しすぎると電話がしずらくなります。しまいには不自然な駆け引きを仕掛けて一人芝居のドツボに陥ってしまいます。

だから、少しでも気になる人があらわれたら「1分の電話」をかけるようにしましょう。その電話はあなたのほうからあっさりと切ることがポイントです。たったこれだけのアクションで、彼との間に「つながってる感」をつくることができるんです。こまめに1日おきに1分電話をしたほうが、我慢に我慢を重ねた後に思いつめた長文メールを打つよりも、かなり効果的です。

また会話は、なるべくフレンドリーに。敬語は極力省略することです。敬語による壁をつくらないことが彼の気持を、素直なままにキープすることにつながります。そしてときには「すこし酔って」電話をかけてみることです。これも自分からサッと電話を切ることです。間違っても絡んではいけません。

こうしているうちに、もし脈があるなら彼からの連絡も増えてくるでしょう。さらにはコールバックだけではなく、貴女を誘い出す電話もかかってきます。もし脈がなければ、留守電に残した伝言に対し短い用件だけのメールの返事が来たり、コールバックが3日以上来ないといったサインがみられます。

まずは動いてみることが大切!1つでも多くの機会を自ら創出してゆきましょう!

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「恋愛は現場で起こっている!会議室や書物の中ではない!」を合言葉に恋愛エッセイ書を多数執筆、女性誌コメント、リアルイベント、テレビ、ラジオ、新聞、講演会、トークショーなどから情報を発信する傍ら、オールアバウトの「恋愛ガイド」をつとめ20万人の女性ユーザーと向き合う。10代からクラブイベントなどの「恋が生まれるトレンドの場」を自ら最前線に立ち主催。自分自身、友人、仲間達の恋愛経験、恋愛模様を体系化し常に「街」から「ストリート」から独自の「リアル恋愛セオリー」を展開。とくにアクティブ系(都市型・モテ系)メンズ達のホンネを集め、そのタイプの男性を好む女性に対して説く書籍や連載が定評。2005年日本で初めてホテル業界に「恋愛体質改善レディースプラン」を提案実施し話題に。2007年にGIVENCHYとの「夏恋メイクコラボ」イベント。2010年に著名人を招いて開催した「SPA!×ソトコト」主催の「前代未聞 530人婚活パーティ(出版社枠飛び越えコラボイベント)」のオーガナイザーとMCを務める。自らの選曲による恋曲DJラウンジパーティLOVE GROOVE は18回開催。2000人が参加。 目指すは「恋愛文化の活性化〜恋愛ルネサンス〜」。

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