明治維新により日本に「自由恋愛」の文化が生まれ、100年と少しが過ぎました。日本にはほんの100年と少し前まで、「自由恋愛」という文化が存在しませんでした。その意味で「明治時代の到来」は「恋愛文化のルネッサンス」であったといえるでしょう。
現在日本に生活する多くの人々は、今日までの「恋愛文化」によって生まれ来た方々です。戦後あたりまでは「親の意思」「お見合い」などで結婚するカップルも多くいたようですが、今では「結婚はそれぞれの意志で恋愛をしてからするもの」という文化が根付いています。
そして今「恋愛文化ルネッサンス」から100年が経ち、日本はある現象に直面しています。「少子化」といわれる問題です。
「仕事と余暇を自由に楽しむ自立した女性の増加」の一方、「結婚は自分の意思で恋愛相手を見つけてから成就するもの」といった競争恋愛文化がそれを助長しています。
国の政策では少子化対策のために「育児・出産」の援助を持ちかけていますが、「恋愛しよう!結婚しよう!子供を産もう!」といったモティベーションをアップするには至っておりません。
今必要なのは「恋愛を楽しめる文化創生」であると考えます。さらにそれを紐解くと「OFFタイムを楽しみ、恋を楽しみ、一人の人間としての魅力を磨き、生きることを楽しむ文化」となります。
そのキーポイントは「OFFタイムの自分づくり」です。そのためには「充分な休暇」「恋愛休暇」ひいては「バカンス法」が必要であり、さらには「若者が集うOFFタイムのコミュニティ」が必要です。そのコミュニティとはトレンドを取り入れた「憧れ感のあるコミュニティ」でなければなりません。
所属していることを友人に自慢したくなるようなコミュニティであり、魅力的になるための人間磨きをかねた場所でなければ人はキーマン、トレンドリーダーは動きません。彼らが動かなければその後に続く多くの対象者も動くことはありません。
おそらくそのようなコミュニティ(UNITS=仲間、コミュニティ )を全国に1万個つくることができれば大きく趨勢は変わると推測します(仮称/HEART LAND 計画)。
余暇文化、コミュニティの活性こそが「少子化対策」の解決策だと感じます。
今後、行政様、企業様に限らずさまざまな方の主導のもと当プロジェクトを実現できれば幸いと考えます。さらには各メディア様、インターネットなどの媒体様のサポートがあれば3年で実現可能であると私は考えます。
「恋愛ルネッサンスプロジェクト」の主旨をご理解いただき多大なるご支援、そしてご指導を賜りたくここにご挨拶申し上げます。
潮凪洋介(webmaster@hl-inc.jp)
|