■深い意味のある”奢り”と深い意味などない”奢り”

「彼はいつも私にご馳走してくれるけど、いったいどういう意味なのかしら？」

そんな疑問を胸に抱く女性は少なくありません。ここで1つ言えるのが、相手がある程度リッチな男性の場合、ご馳走することにそれほど深い意味を持っていないということです。女性と食事した場合のマナーとして、何も他意もなくご馳走する男性もいます。彼らにとっては「ご馳走」するのが当たり前の習慣となっていて「どうして奢るの？」と聞かれてもその理由すら見つからない人もいます。

ただしこのような男性の場合、必ずなんらかの”リッチサイン”を発しています。仕事の内容のアピール、役職のアピール、車や持ち家、マンションのアピール、服や時計、持ち物が見るからに「ボクはリッチですよ！」というサインを発しています。このサインを見逃さないようにして彼が「他意のないリッチマン」なのか？そうでないかを見分けましょう。

そのほか年下女性に対し、兄心でご馳走する人だっています。特徴としては「言葉遣いが兄貴的」であることがいえます。「おまえもそろそろ○○しないとな。」などとやや高圧的です。そんな「貴女を自分の妹のように見ている男性」の場合は、恋愛感情がなくてもご馳走をしてくれます。
未来にむけてある程度長くこの兄貴VS妹分的な関係を継続してゆきたいと思っているのでしょう。さらに年の差が離れた場合は「親心」で接してくる男性もいます。その場合は「常に貴女の言うことにニコニコとうなずき、言葉遣いは丁寧」といった特徴があります。このように御馳走＝恋愛と必ずしも結びつかないパターン存在することもアタマの片隅に記しておきましょう。

さて次のページでは”下心”を含んだ”御馳走”のパターンなどについてお送りしたいと思います。

■ベットインするためだけの"奢り”、本命モードの"奢り”

そしてもちろんのこと「いつか絶対ベットインしてやる！」という淡い期待をもって、貴女にご馳走し続ける男性もいます。その強弱には違いはあれど、彼らの多くは”あわよくばセックスしたい”もしくは”僕はいつでもベットイン歓迎です”という気持ちをもって奢ってきます。ただし”男性のほうから食事に誘ったケースであること（女性から誘ったのは含まれない）”さらには”2人の関係がビジネスモードにとどまらない。それ以上の雰囲気を漂わせている”といった条件がつきます。

この”いずれベットイン願望”を胸に抱く殿方の特徴は「好き」「付き合ってほしい」の言葉は一切言わずに、肩に手を回したり、手を繋いだり、必要以上に強いお酒を飲ませたりするのですぐにわかります。そして常套手段といわれるのが、”タクシーで家まで送って「トイレ貸して！」と入室交渉する”方法です。タクシーで送ってもらうときは家から少し離れたところで下ろしてもらうのがよいでしょう。

さらにちょっと複雑な”ご馳走”のパターンがあります。貴女が告白した→「僕はキミとは付き合えない」と断ってきた→貴女の気持ちを承知で体を求めてきた→NOと断った（もしくは途中まで許した）→次に繋いでいつかベットインするためにご馳走する―。などというのもあります。
付き合えないけど末永く良いお付き合いをというサインがこのご馳走の中には含まれています。

”ご馳走ディナー”の意味は実に様々です。男が女にするキスの意味も複雑ですが、この”ご馳走”の意味はもっと複雑です。もちろんそのなかには”貴女を本命の彼女候補として大切に扱いたいです！どうか僕を信用して、好きになってください！”というご馳走だって含まれています。

最後に「本命モードのご馳走ディナー」かどうかを見分けるサインとは？をお届けします。

■手を握る前にきちんと告白してくる―これが本命ディナー

彼が貴女に本命モードな場合は、食事中に必ず次回以降のデートの話しを膨らまそうとします。さらに貴女が「この料理すごくおいしい！」とほんの少し感激しただけで、彼は飛び上がるほどの笑顔で喜んでくれます。そして次回のデートの約束を取り付けてからバイバイします。さらには別れ別れになった後も「今日は楽しかった！ありがとう！」とフォローメールを送ってくることも”本命モード”といえるでしょう。

そして、簡単に貴女を口説き落とそうとはしません。じっくり時間をかけて、手堅く、手堅く攻めてきます。酔った勢いでベットに誘いこむなんてこともありません。そして手をつなぐその前にかならず「告白」をしてきます。それが”本命モード”の場合の”ディナーデート”の正しい展開といえるでしょう。